農業

更新日:2021年07月05日

多良間村における農業の概況について

さとうきび

本村の基幹作物のさとうきび。
直近5年間の平均生産量は22,252トン、平均糖度14度。
黒糖生産量は約3,000トンでこの量は沖縄県全体の約4割を占めており、多良間島は日本一の黒糖生産地域となります。黒糖生産を支えるのが、平成30年に新設された宮古製糖多良間工場であり、1日250トンの処理能力を誇っています。また品質面においては、『さとうきび農家島ごとエコファーマー』として200名以上の農家が認定を受けており、農薬・化学肥料3割減を目標にさとうきび農家全体で取り組んでいます。
島ごとエコ認定を受けるのは多良間村が初めてであり、唯一無二のさとうきびエコ農家の皆様の努力により、生産量・品質ともに日本一の『多良間黒糖』が生産されています。
近年では農家の高齢化が懸念されている事から、機械化による負担軽減と作業効率化が求められます。
また干ばつ対策のための灌漑設備が必要であることから、『水あり農業』を念頭に施設整備の計画を進めています。今後もさとうきび生産組合及び関係機関との連携を図り、更なるさとうきび振興に努めて参ります。

さとうきび

葉たばこ

本村の生産農家は9戸で耕作面積は22.2haです。
令和2年期の生産量は45トン、販売額94,108千円となっています。
前の年に比べ生産量は減らしたものの、1キロ当たりの金額は2,096円(前年比+271円)と高水準を維持しております。令和3年期においては、販売額1億円を目指し、栽培技術の向上と経営安定を図りながら、活気ある産地作りに努めていただきたいと思います。

かぼちゃ

本村の令和元年度産のかぼちゃ生産量は作付け面積282a、出荷量26.7トン、販売額10,899千円、平均キロ単価408円となっており、前年度と比べると売り上げは上回ったのですが、計画を下回る結果となりました。平均反収については948kgと計画を大幅に上回る実績となった。販売面において、多良間地区は2月より販売開始となり、キロ400円台で推移し、3月以降も比較的安定した販売単価でした。

その他

主な品目として、ヤエヤマアオキ(ノニ)の生産量が11,1トン、生産額は2,792,000円。
とうがらしの生産量が1.6トン、生産金額は3,264,000円となっている。