多良間神社祭

2010/3/10 15:28 更新

 多良間神社祭は、土原豊見親を祀る多良間神社の恒例祭である。明治35年に神社が建立され、1月20日に鎮座祭がおこなわれて以来、その日を祭日として続いてきた。昭和45年の改築に伴って、11月の吉日に執り行うことになっていたが、昭和55年から新暦の11月20日に変更された。その後、肉用牛セリ市の日程の都合により、平成10年から11月10日に開催されるようになり現在に至っている。

 行事は、午前9時頃から始まる。酒、ご馳走、生の芋、大根、雑穀などを供える。行事、接待は両字の実行員が中心になって進める。この役をシンカク(先格)という。

 参加者は、神社のツカサ、二才頭をはじめ各御嶽の二才頭、村役場の職員、小学校や中学校の職員、その他の官公庁の代表などで、その日は小中学校の児童・生徒も神社に参詣し、土原豊見親をたたえる頌徳歌を歌っていたが、昭和57年から小学校・中学校の校長が代表して参詣するだけで、児童生徒や職員の参詣も取り止めとなった。

 拝礼に当たっては、祭事の中心者(村長)によって祈詞が朗読される。

 なお、この神社を建立した進藤栄氏が作った数え歌並びに後年作られた頌徳歌も歌唱する。祭事が終わると、お供えの酒やご馳走をいただきながら楽しむ。

 (多良間村史第4巻 資料編3 民俗 260ページより)