ウプリ「害虫除け行事」

2016/3/25 17:22 更新

ピィ゚ムヌショウズとも言う害虫除けの行事であり、農民や牛馬の謹慎の日である。この日は、朝早くから畑に行く村はずれの出入口に火を燃やす。この日畑仕事をしてはいけないという事を告げるための火である。午前9時ごろになると、各戸、牛馬を全島北の浜辺に出し、餅もやらず砂浜に繋いでおいた。いわゆる謹慎の意味である。両字の実行員は祈願に使う虫船を用意する。仲筋字はカミディマス(亀出地区)、塩川字はタニガー地区のユウヌフツという所まで行き虫を数匹捕獲する。香を焚き虫を寄らせて下さいと祈ると、虫がどこからともなく集まるという。

捕獲した虫は用意してあった小舟に乗せ、イビ(拝所)の前に供え、この虫とすべての害虫が死に絶えますようにと祈願する。その後両字の実行員は虫船をさげてリーフの上を沖へ沖へと歩いていき、深い所へと虫船を流す。

昔は、役人を高台に座らせ、一品料理持参で祝宴を開いたと言われている。余興には、若者たちの相撲があり子供たちにも楽しい行事であった。

今は、このような余興は見られなくなった。